異星人/ミナト 螢
 
君のことを良く
知るためならば
アイロンになって
シャツの上走る

その手の長さや
肩の大きさが
いつか全てを
抱いてくれるまで

歪んだガラス窓越しに
見つめる瞳は
震える星だ

ひとつ消えて
またひとつ燃えて

水玉は涙の帰り道
ストライプの海を
永遠に泳ぎ

ふたり揺れて
またふたり繋いで

地上に戻る日は
同じが良いね
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