愛は全ての全て/viraj
 

夢を見た。今は人妻の君が、めまいで倒れたのを、助けおこし、



昔の愛に再び火がつき、はかなく罪深い悦楽という名の真実の時をすごした夢を。



古の縁に結ばれし我らの愛は、始まりも終わりもない、「永遠」という名の、焼け付く正午の太陽のごとき欲動にかたどられていました。



その快苦の彼岸にある永劫は、深い苦しみの受動性にかたどられた制御を失った身体の痙攣でありました。
戻る   Point(0)