ある日特別/黒髪
あらゆる行為を禁じられ
私は北極に立っているかのように感じた
もし周りの全てが敵だとしたら
頼れるのは
私自身とあの人の思い出だけ
そう思ってきた孤独な年月
何もなくても朝日を迎えないことはない
晴れた日だから
風が渦巻き
関わる人がいることを思う
私は何も知っていくことができない
どうやっても理解のできない感情が
きっと何かを損なうんじゃないかと思うよ
損ない続けることを強いる人よ
挫折と困難だった二十年間
もう腹の底まで
やってきた
ドルフィンフィッシュ
見せてやるぜ
悔しい気持ちと悲しい気持ちを
夢に託すすべを全部思考して
ああ夢よ殺されそう
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)