ひまわりになったよ/ふじりゅう
いて
首をうろうろさせながら きみを探してる
どこかへ 笑われながら消えたきみ
どこかへ 笑われつつも
ひとつのかたまり抱えて消えたきみ
髪の毛を引き抜いてもまだ醒めない
初めてを捧げた唇余りに固く冷たく
ずっと醒めない … 未だ醒めてない
自我の様な花束を笑顔で
さよならの手紙代わりに供えさせて
まだ愛してるの向こう側を知らない
きみをころしたのにまだ醒めない
変わらないままのきみを探してる
愛してるの向こう側を知りたかった
わたしは箱の中でこうべを垂れて
首をうろうろさせながら
きみをさがしている えいえんに
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