しゃばしゃばな窓の外で/宮木理人
 
なんだか改行していくたびに前に書いたことの一切を忘れてしまっているような気がする
思い出すたびにもう一度読むと
もう違うことを言いたくなっていて書き直す

それっぽいようなことを書いたってダメなんだせ
なかにあるもをちゃんとしなくちゃ
外からやってきたものにすぐ負けちまう

食器を洗ってからそれから
昔の誰かのブログを読んだ
まっすぐな言葉が書いてあっていいなあと思ったのだが
今となってはどこがよかったのか思い出せない
東京で暮らす人のブログだった


それから、夜があけようとしていて
足がつめたくなったので
自分の足をにぎにぎと、していた

戻る   Point(1)