ただ世界はひまわりでできているべきである/秋葉竹
 


あの時の理解は宇宙に染み渡ってゆくのだ。

ほかのまぜものを食べてみようか
黎明の貧困のうち商売が成り立たないから
廃墟に廃棄される、ロボットの哀しみの夜を知れば
凍てつく空気を飲み込もうかと迷うことで
証明される明日はもう冬と化け物の物語。

そのアクセスの断絶の上に立ち
すくんだ足をブラブラさせる骨の音がする

頭は考えない、足は歩かない。

あの子といっしょにみたひまわりの映画を
教えてあげたい氷の世界に磔られたときには
忘れられない鋼の瞼を持つあの子のこと

好き、ってそれだけ伝われば良い。

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