太陽/
ミナト 螢
体の中心
へそで立っている
光を集めて
放つ力が
ベルトの奥で
動き出す瞬間
繋がれていた
生命の尻尾を
振るようにして
歩いてきたから
離れていても
感じることの愛
熱く語るほど
静かな世界に
俯いたままの
顔を置いてくる
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