くだる/
るるりら
かと掲げた あの
平成
の
ボードを 逆さにしてみる。と
まるで縄文土器のようぢゃあないか
無骨な十本の指を 天にむけて ひらき
平成も知っているこの指が まるで縄文土器のように無骨なエナジーを放つ
平成の文字は まだまだなまなましいエナジーを放っている
わたしは無骨な指で土器のような形をおもいながら
わたしは しずかに花になる
こどもたちは いまも あの橋のむこうだ
手を取り合うことがなくても 花のように 住んでいる
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