光/
水宮うみ
君が言葉に詰まった、数秒間。
その時間を、僕はきっと死ぬまで忘れないと思う。
僕にとってあの瞬間は、人に心があることの証明だ。
世界が美しいことの証明だ。
悲しみとは未だに仲良くできない。
いつでも楽しい気持ちではいられないけれど、
僕はきっと、幸せなんだと思う。
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