【 タイムマシン 】/
豊嶋祐匠
タイムマシンに乗れたなら
宇宙の誕生も、恐竜の時代も選ばない。
タイムスリップの目盛りは、マイナス1日。
そう、君と別れた昨日の夜に戻りたい。
君に言えなかった「 愛してる 」
ただ、それだけを言いたいんだ。
タイムマシンに乗れたなら
僕らが居ない、遠い未来に行きたくはない。
タイムスリップの目盛りは、プラス1年。
そう、君を愛した証しを知りたい。
彼の目に映る、君と僕。
ただ、それだけを見たいんだ。
初作 2001.3.6
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