【批評ギルド】『重力と火』六崎杏介/Monk
 
かもしれないが余計なお世話だ。僕
はそれで楽しめているからちゃんと「楽しい」を得ている。あなたはあなたの
「楽しい」を探せ。全ての詩に全員が等しい喜びを見つける必要もまったくな
い。

まぁでもひどく個人的な作品であって、詩というのは個人的なもののほうが僕
はおもしろいと思う。受け取るほうにとっても個人的なものであり、いったん
共有されるのだがそれはひどく抽象化された部分のみで、おいしいところは再
度それぞれの受信者が個人的な変換フィルタを通して保存される。だからおも
しろさをそう簡単には共有できない。もっと言えば共有しなくて済む。楽だ、
楽だね、批評書かなければ楽だよまったく。でもそんなことばっかり言ってる
とひねくれ者と思われてしまうので注意だ。


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