【批評ギルド】『重力と火』六崎杏介/Monk
 


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「わかんね」と書いた時点で負けだ。負けん、負けんぞ、「負けないもんっ」
(出来るだけカワイイ声を想像すること)。というわけで読み手としては負け
てはいかんのであり、そういう作品だ。勝負を挑まれているのだよ。勝つとか
負けるとかそういう詩の読み方はイヤですというのは、それはそれで良い。イ
ヤなもんはイヤだもんな。全ての詩を等しく許容していく必要はまったくない。

僕は詩のことはよくわからないまま死んでゆく人だが、こういう文章は詩だか
ら成り立つものなんじゃないのか。小説でこれはない
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