ときに言葉は/
玉響
ときに言葉は
嘘をつく
真実を語ろうとしても
嘘になる
言葉は足らず
そして 過ぎる
沈黙は
満ち満ちていながら
どこか 空しい
とり残され
消え去ってゆくのは
飾らぬ想い
胸の奥に去来する
過去の記憶
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