線/
ミナト 螢
今は詩に浸る
心が固い
消しゴムやスポンジで
擦られて
そのカスや泡で
見えなくなった
とても大切な人が
生まれた
朝を想像する
自分を愛し
何かを分かち合う
歓びの日を
ジュースで乾杯した
はずなのに
君はいつの間にか
ビールを持った
大人の仲間に
入ってしまった
僕には届かない
永遠のラインを
平行に追いかけて
行くだろう
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