蜜の星/
ミナト 螢
遠く離れても
砂漠の熱を辿って
くっ付く磁石のような
心でありたい
いつも一緒に
いられる喜びを
僕たちはきっと
手放したから
パンの耳で作った
檻の中に
君を置いた朝
忘れたくない
知らなかったこと
知りたかったこと
君の周りには
無数の惑星
廻る地球を
豊かに映す影
その端で僕と
踊って下さい
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