刺激的な恋のはじまり/
ふじりゅう
君と出会ったのは 8月の夕暮れ そして 朝
いつも同じスタイルで 語り合っていた
靴擦れの一番酷い時のような年齢で
雨水を蓄え切ったような表情で
肉まんの一番元気な時のようなほっぺを
大事に想っていたんだ
痛々しく鎮座する裁縫の針山のような心で
罪悪感と焦燥感に苛まれた毛先がそそり浮く
それは明らかに恋だった。
君と出会ったのは 8月終わりの、夕暮れ 気持ちは、朝
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