ミライ/後期
ら、いまが
最高の味だと思っているから
タバコも加齢も無い
彼女の舌は、美味しく
ぼくの舌を、いただいて
くれているのだろうか
心配だ
つぶつぶが少ないように
感じられたのは
花開こうとしている蕾が
踏み荒らされていない
からなのかも
しれない
ぼくはタバコをすいたい
撲滅運動が
世界中で、巻き起こっているのも
よく知っている
迫害の棍棒が
群れをなして、ぼくを
滅多打ちにして、殺された
夢を、このまえみた。
ぼくは、なぜやめないのかと
問われると
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