窓辺の花/
一筆
何色の花かわからない
窓のつぼみはもうほころびかけている
明日あたり最初の花が咲くだろう
今度逢えたらそのときに、それは
約束というものじゃなかった
どうしてもあんたに逢いたくて
家のある場所までたずねてみた
同じ花がとっくに咲いていた
それでわかったんだ
もう来なくてもよくなったんだな
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