ねえいって「きます」を忘れないで/
ふじりゅう
シャボン玉風に吹かれてぴゅう
と またどこかへゆくの
ちゅう も知らずに 赤いマントの頬
胸が痛くなって 枯木のやけにささる
後ろ足で蹴られた衝撃は
あなたも忘れてないのかしら
ねえ いってらっしゃい
紙飛行機を たまにはくれてね ひゅう
風が舞う ふわふわすとん
何か降りた時 どこかいのち寂しい
きゅう くつな毎日 テレビの録画に齧り
ふわぁ シャボン玉のあなた
また昔を 思い出しそう じゃない
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