秘法(第一巻)ほか九篇/石村
 
(*筆者より―― 昨年暮れ辺りに自分のかくものがひどく拙くなつてゐることに気付き暫く充電することに決めた。その拙さ加減は今回の投稿作をご覧になる諸兄の明察に委ねたいが、ともあれかいてしまつたものは本フォーラムに全て記録・保管しておきたいので、前回投稿以来フォーラムに載せてゐない複数の作を一度に掲載することにした。さうすれば読者諸兄にあつては詰まらぬ作品をひとつひとつ閲覧せねばならぬ面倒も省けるといふものだらう。)




  秘法(第一巻)


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骰子蹴つて鍋に放り込む

万華鏡のアンチテーゼ

漆黒。


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ばら瑠璃(月夜の
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