紅娘と娘/朝焼彩茜色
 
あの時 白いTシャツに留まった紅娘
まだ温暖化に世間がまだうとかった
あの頃
いたわれなかった茶髪なびかせて
ブーツカット鳴らして歩いた
紅娘の出来事をメールして
返信はなかった
 あの時の伝言は汲み取れなかった
 まだプライドがあってまだ小娘だった
 あの頃の私には
 ふふ 同じ娘なんだね 私たち
 あの時の伝言 今ならわかる
 春だからほがらかに
 
 張らなくていいよ
 貴女の左肩にポンって優しく触れるように
 パサッと留まったの
 貴女が好きよ 同じ娘だもの ふふ
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