キラリ。光る涙/秋葉竹
口紅に
熱いくちづけくれたって
抱かれるたびに醒めていく月
神戸には
つらい雨だけ降らないで
心くるくる狂っていきそう
口にして
ほんとの想いを送るけど
あなたの人生だもの忘れて
としをとる
それを衰えるとみるの?
それを自由になるためとみる。
いちじかん
だけの希望だけでもいい
さだめのふたりの時間を燃やそう
もうダメと
食べられないとか言わないで
食べず嫌いはわがまま者だよ
悲しいね
今夜が最後の最後の日
水の都に花舞い散る恋
仲間とか
心の底から思ってた
なおかつ愛しい恋人なんだと
悲しいな
ぼーっと夜空に手をかざし
透けない小指を口あけみていた
馬鹿みたい
べつに約束なんてない
心が真実通じていただけ
ラッキーと
思える誠もあったんだ
ほんとのほんとにだまされてない
冷たいと
風が吹くから思うだけ
ああでも最後はやっぱり好きかも
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