部屋/ゴデル
 
さん触らせて。」

彼女は僕の体を触ってきました
僕はされるがままにしていました

彼女は笑いながら
僕を揉みしだきました
何度も何度も

僕が声を出すと
彼女は僕の声色をまねて
うれしそうにしました

そうしているうちに
夜も明けてきて
部屋それ自体が
定かではなくなっていきました

ゴミの回収車がやってくる頃には
彼女は奇声を挙げながら
消えてしまいました

以上がこの事件の顛末です
身体拘束でなければ良いのですが



戻る   Point(3)