白いうた/
秋葉竹
ぐったくなるほど
やさしい笑い声を
ようやく与えてくれるんだ
あたまのなかが真っ白になったっていって
忘れていたといってくれてもいいけれど?
って、
ぼくは、そのとき、
心の平行線をにじり寄せて
君の心と交わらせようとする
ぼくは、いま、
どこへ行くあてもなく
漂いつづける自由な孤独を
嫌がった弱々しい白い雲のように
君の眼に映ってくれればいいと思っている
白い顔でも、
色っぽいじゃない?
って、
からかわないで………
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