現実の狂気/
あおいみつる
殺戮と破壊、
そして破滅を繰り返しても
学ぶことのない人類
誰しも魂を病んでいる
ひとり残らず
しかし、それに気付かない
現実の狂気の中、
嘆きと涙と血に塗り固められ
暮れてゆく
嗚呼!
死を慕っているのか?
いっそ楽になりたいのか?
そんな人もいる
現実の狂気、
それが世界のドアを
叩いている
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