風邪をひいた週末に/薄紅
先週から続いている風邪は
今日も私の中で渦巻いている
週末なのに…
天気もいいのに…
いつもの風邪薬を飲んで
布団の中にもぐったら
窓から見える空を眺める
あーあ。熱がまたあがってきたよ。
夕方は日暮れとともに意識が朦朧としてくる
やけに体が熱くてだるくてしょうがない
本当はね
そばにいてほしい。
看病なんかしてくれなくていいから
そばにいてほしい。
でも風邪はうつしたくない
だけれどそれは無理な…話。
だって今日貴方は遠い空の下(私をおいて)
どこにいったの？
誰と会ってるの？
何をしているの？
風邪。うつしたくないよ。
それは、本当だよ。
来られないのはわかっているよ。
だって、そんなにわがままじゃない。
でも、そばにいてほしいんだ。
だって、寂しいんだもん。
治らない風邪の熱と
貴方を想う熱とで
涙がでてしまうからそばにいて
オネガイダカラ
ソバニイテ
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