蜂蜜/ふじりゅう
 
吹き飛びそうな夜景に
意識を委ねて 黄昏ている キラキラ
眩しい雨を帯びた 人生の海岸を踏む

言葉が宙を舞って 振り返る隙もなく
嫌われて ていう妄想ばかり 宙を漂って
結局今何もしていない 僕は夢心地

溶けそうになりながらも やっと
書き上げた思いを コウモリに乗せて
ふわり ふわり 落とし 消えて 滲んでく
僕は未だ 蜂蜜模様で
君に近づけない 大人ぶって険しい顔をする

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