道化師/
あおいみつる
おくびょうなこころ
ふるえる
ふるえる
いたみとかなしみ
つくろえない
とりつくろえば
道化師のようで
なぜかかなしい
わたしの居場所はない
おそろしくて
はずかしくて
逃げ出したい
こころの傷は癒えない
だから 皆に
見すかされて
はだかにされて
みせものにされる
人間として生きられない
そういう痛みもあるものだ
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