約束/ゴデル
8憶光年離れた所から
昼寝中の僕の所へ
死んだ母親がやってきた
わざわざ
「もう、あなたのことを守れない。」
と
言いに来たのだ
天井に映る暗い顔
約束が違うな
思いつつ
まあ
守られないのが
約束だから
と
納得した
良いじゃない
死ぬ間際にベッドで
「あなたのことを守る。」
か細い声で言っていたっけ
出席の代返を頼んでた
友達以上の女子
に
「もう、先生を裏切ることできない。」
と
絶交されたみたいな
嫌、それ以上かもしれない
俺との約束
守れる体にして
黙ってればいいのに
変に律儀なところ
死んでも変わらない
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