所詮銀河/藤沢
 
面だけ良くて本当は見下してて
心の中でマウント取ってる自分とは違う。
マウントを取られるために馬鹿を演じる。

誰の近況も気にならなくなった。

表向きの綺麗事で成り立っていて
慣れっこになってしまうとボロが出て
本音や本気を知りたいって言われたって
タバコの煙に顔をしかめる。

過去の自分いわく
それは受け売りの迷子で
なおかつ受け売りの迷路で
認められたくて仕方ないから
今日だってめいいっぱい顔を近づける。

何かに救われた気がして
何かが始まった気がして
必死に手を伸ばすこともなく
枕に顔を埋めながら夢に逃げる。

あんたの言うこと全部わかるし共感できる
ってそんな私必要ですか?

将来が不安すぎて泣いた。
ヒールの高い靴を履いて
つま先を痛めるような感覚。

夏生まれの君が
私の気持ち分からないでしょう
海は本当に好きだった
日差しが強いの少し苦手だった

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