プラットホーム/チャオ
 
遠に来ない、地下鉄の、プラットホームの、彼女の嘔吐。
青いレンガの双璧にが、僕に孤独の静寂を課している。

永遠に、待つことで、許される、罪などはなくとも、
永遠に、待たなければ、ならない、罪はある。

森の緑に囲まれた、暗闇の静寂が
反射しきれずに、落ち込んだ光を食い物にする。

僕は、彼女に会いたい。
彼女は、永遠に来ない地下鉄の前。

彼女は僕に会いたい
僕は、青いレンガの双璧の中。

待ち疲れた体は、彼女を求められないでいる?
ならば、僕の負けだ。幽閉された青いレンガの中で、死にかけた子守唄の中で、僕はこっそり息を引き取る。

彼女は、胃の中のものをすべて吐き出してしまって、
永遠に来ない地下鉄を待っている。退屈した彼女の目玉は、変わらないコンクリートの水滴を眺め始める。

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