夢/
ミナト 螢
頭の中の
折り紙が一枚
翼を広げて
羽ばたいていく
飛行機雲の
交わる中心に
何かがありそうな
期待を乗せて
水溜りに映る
青空へ触れて
ガラスの表面を
砕くような速度
痛くはないかな
辛くはないかな
夢はいつだって
ふらふらしたり
ふわふわしたり
十字を切るもの
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