最後の詩/ミナト 螢
 
枯れ果てながら
忘れられる花は
一年後に咲けば
思い出して貰えるのに

頭の中で回る
ダイヤのような
君の記憶は
何を照らすだろう

新しい道を
歩く人がいて
振り返ることが
無駄だと知った

もう隣には
誰の気配もない

さよならの声を
渡すタイミング
いつまで
ためらっているの
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