四季彩の風と空/むっちゃん
 


寒雀 稲喰い肥えて 昔料理し 今はエサやり つかず離れず

木登り 缶蹴り 雀打ち 我が目を打つて 罰当たりかも

吹きひびく 頬にまとわる 冬の波 流罪の海は 今も、変わらず

冬日陰 凍る足跡 重ねて歩く とける間もなく 光を待つて

冬の朝 真っ直ぐ登校 軽やかに 下校は腰まで もぐって帰る


春あら田 オケラ逃げ出す 田植えかな カエルの響き あと少し

アマガエル 独り鳴いてる 春冷えの 旅立つ朝が 嬉しそう

ふきのとう 大きくなつて 草もえる 別れと出逢い たかぶる季節が。



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