燃ゆる炎はいまも青く/
坂本瞳子
指先に灯るのは
青い炎
振りかざしても
消えはしない
硝子の向こう側で
脆弱な光を放ち
風に吹かれようと
消滅することはなく
目蓋に残す
淡い温もりと
切ない涙
壮大な志は
恐れを知らず
傲慢であれと
強がって見せる
『青い炎』によせて
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