天使の蒼い声をきかせて/秋葉竹
が 目に見える檻をつくる。
寒さは心臓 凍りつかせる。
あなたがいてくれたから
私は あの 楽しい夜を過ごせた。
?をなでるやさしさの
蒼い 綺麗な声を聴きたいの。
それは、小雨色した糸電話でいいの。
(ここにいるよ)
(ここにいるよ)
私は今、
空を見上げて
あなたの姿を探してしまって、
見当たるわけないので
天使の姿を探してしまう。
あなたの顔をした
天使のすがたを探してしまうのだ。
ねぇ、神様?
私って、しんだら、
そっちへ行けるんだっけ?
え?
じぶんの小さい胸に手を当てて
考えてみなさい、って
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