過ぎゆく夏に 想いつれづれ/むっちゃん
 
早朝の光障子戸に 木の葉の影絵
今日も ゆらゆら酷暑の炎か

清涼の風が ツクツクボウシの声乗せて 蓮沼を渡り来る
ツバメとトンボの 危うき急接近

急登し 息切り見下ろす 灯台遥か
浜辺のコンサート リハーサル曲 
心地よく 汐風に漂う

あれ浜に 石抱く流木 人知れず
故郷想う 遠き海路に

光と闇が せめぎ合う 今宵の街かど 
飛び散る花火や つかの間の涼あり
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