日蝕/為平 澪
 
あ、い、あい、ああ、い、、、
あ、い、いいっ ああああ、い
いっ、あ
い 、。  あ、い、い、あああああ──ッ、、
(。     。       。
(( 。。  。      。
。  。。 。 
、、、、( )。その先が いえない

蛻になった私の部屋で 心臓を鷲掴みにして
笑う男がいる

 (新しい太陽を植えてあげよう。
     今度からはこの光で動きなさい。)

真夜中に巨星がうめき声をあげては
流星になって滅ぶ
そのたびに私の子宮から月見草が咲き乱れ
腕に花の残骸を押し当てて刻み込む

喉から、( ○。 )が、生えて滴り落ちる時
ああ、また、私の上で
無口な月が 太陽を餓死させていく

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