HAPPY/
ミナト 螢
汚れない
スニーカーで歩く
良く晴れた午後に
見上げた空
見下ろす人
屋上にいる僕は
自分だけが
熱帯魚みたいに
揺れながら
聞こえてくる
ブラスバンドの音と
一緒に落ちていく
夕刻の国へ
何も持たずに
誰も待たずに
手ぶらで抱き合う
空気の心臓を
突き止めたくて
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