罪/
ミナト 螢
ブラウスの白いポケットで透ける
ブローチの星に名付けた永遠
胸に秘めたままの想いと同じ
喋らなくても重さで伝わる
この世界の果ては見たことがない
あの正夢の続きは知っている
星のブローチはエレベーターのボタン
夜空の上に立てそうな気分で
抱えた秘密をどこへ運ぼう
ブラウスに穴を開けると
醜くなるからずっと
飾られなかった星の光が
こぼれるポケット
開いた口で何を謝るの
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