森の陽/
秋葉竹
天秤座
生まれだけれど揺れている
ばかりじゃないのよ、切り裂け自分を
やめた恋
ひつじが深夜の安らぎ被(かぶ)って
やたらめったら、やって来る柵(さく)
森の陽が
いちばん綺麗な理由をかぞえて
もつれそうだね、少女(あなた)の黒髪
その月は
リアルでないのに、照らす灯(ひ)は
一切合切、悲しみ背負って
いまもなお
忘れられない味の店
辛(から)さで泣いたわ、思い出ではなく
敬虔に
祈った願いはまだないあたくし、
かっこいいだろ、惚れたか神様?
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