線香花火と自由の星/秋葉竹
僕らがきかされた
歌のやさしい結末を
たえまない線香花火の香りが
明日へいざなってくれる
誰も地面に灯る明かりを愛しげに
みおろしているのは
「そこにはみるべき花火があるだろう?」
というちょっと傲慢な主張に
目も合わせずうなずいてしまったからか?
詩を、
食べることができたらなぁ。
僕は、夜空みあげる自称三流詩人の
はしくれの、お笑い芸人もどきと
名乗ることができるのに。
いや、詩を
飲み干せるくらいのほうがいいのかも?
(それは、いいんだろうけど、
(でも、僕のじゃ、悪酔いしそうだって!
(とても、笑ってもらえないや
顔を見合
[次のページ]
戻る 編 削 Point(10)