詩とナイフ/秋葉竹
 


身を切るナイフが、降ってくる
心になんか、刺さらない

オレが立てずに、しゃがみ込み
震えあがって、詩を詠みながら

嫉妬の氷が、降ってくる
心に過去の、友がいる

オレが震えて、血の気をうしない
夜中眠れず、しゃがみ込み

友のあかるい、気性が辛い
ひとり要らない、詩を詠んでいる

嫉妬の氷が、メキメキと
死ぬ音立てて、割れ始めるまで

綺麗な言葉を、使うひと
大好きなのに、目をみれない

オレは始める、泥の河
顔を突っ込み、息を止め

殺せなくても、死にたい心
嫉妬の哀しい、氷の結晶

オレはひとりで、詩を詠んで
だったら心
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