冗長な雨のリズムとだらしない詩情のジャム/ホロウ・シカエルボク
 

ルーズにこんがらがって
筆箱は本棚の二段目
トローチはテレビの下のラック
レターセットは引き出しに
昨日の夢は枕カバーと
洗濯籠のなかで眠っている
「明日も雨」と天気予報
家を揺らすほどの風
エレクトリックスのグルーブ

読みかけの小説のページは中盤辺り
飲み干したインスタントの後味はまずまず
週末の予定はひきこもり
ゴダールかそれともホラーショーか
それともクローゼットを少し整理しようか
自転車に乗ると考え事が増える
インストルメンタルは詩のきっかけを連れてくる
けれどもうこんな時間だし
歯でも磨いておくべきかもしれない

もはやなんのためかも判らない
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