乙女の恋のゆくえって/秋葉竹
 


いちどくらい
ふられたくらいで、泣いちゃ、ダメ
かわいく笑うの、女がすたるわ

散り急ぐ
乙女の恋の行方とは
春の嵐の夜のさまよい

休日も
磨いて、飾って、世界に向かう
ボサボサあたまで、よいとか、無いから

見た目いがい
「人の目」無視して気ままでいいけど
見た目や衣裳は「人の目」だいじね

変わりゆく
ジグザグ道を、精いっぱい
涙をぬぐって駆け出す春雷

鏡みて
女王狂わす、自己診断
きっと暗示のせいよ、きづいて

きのうまで
いちばん綺麗なあなたが急に
ダメにはならない、審美の眼なら

でもそれと
カレの好みは、別だしね、
いろんなフェチを、それでもゆるすわ

にどさんど
ふられたからって、だいじょぶ
いつか笑える夢みてあしたへ



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