生きて/
朧月
つばめの夫婦はヒナを育てています
互いにエサを運んできます
なんどもなんども
ヘビはその細いカラダで
壁を伝ってきます
食べるものがほしいと
そのヒナがほしいと
わたしはつばめがすきで
ヘビがきらいで
みているのです
ヘビもつばめも みているだけなのです
きょうもどこかで
ヘビが憂いていることも
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