ともだち/
もっぷ
きみを書かないよ
すでに詩なのだから
きみを喩えないよ
すでに風なのだから
きみを想わないよ
、できるわけがないじゃないか
今日もみあげるよ
空の白い雲のあたり
口笛を吹きながら未だ黒いワンピース姿の
わたしはわかってる実は雲を
あの鳥の両翼に任せても
ともだちはいない
何もかもが夢で
何もかもが
ともだち
唯一無二のきみのことは
神さまからのすばらしすぎる白日の贈り物
こんなわたしにも
起こさないでほしかった
それでもきみは
戻る
編
削
Point
(3)