ともだち/もっぷ
 
きみを書かないよ
すでに詩なのだから
きみを喩えないよ
すでに風なのだから
きみを想わないよ
、できるわけがないじゃないか
今日もみあげるよ

空の白い雲のあたり

口笛を吹きながら未だ黒いワンピース姿の
わたしはわかってる実は雲を
あの鳥の両翼に任せても
ともだちはいない
何もかもが夢で
何もかもが

ともだち
唯一無二のきみのことは
神さまからのすばらしすぎる白日の贈り物

こんなわたしにも

起こさないでほしかった
それでもきみは


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