ガールフレンド/ミナト 螢
君を乗せて連れて行きたい場所に
花が咲いてたら僕は困るよ
名前も知らずに綺麗だなんて
簡単に言う人が羨ましい
苦くて渋くて癖になる味の
エスプレッソなら答えられるのに
甘党の君はカフェオレだろうと
コーヒーショップで選んで来たよ
怖がらないでと誘う助手席で
カセットテープをB面にした
窓の外から眺める星よりも
それだけで君が素敵に見える
この長い曲に付き合った君が
小説のラストページのように
何の印も付けなかったけれど
僕のために地図を開いてくれよ
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