君が月になったんだ、あ、間違えた、君が、好き、だった。/秋葉竹
で、寂しさだけベールにまとって
隠した顔は、ハデに崩れた泣き笑いなのさ。
きれいなプリンセスを夢見たこともあった。
かわいい侍女をはべらせた、
私の中ではハーレム状態(?)
ちょっと変わった幸せだけど、
それが届かぬ夢でした。
あー、羨ましいなぁ、そんなプリンセス。
暗黒色の、月に抱かれ、
あたし、めろめろに、なりたい。
新しい月よ、私の夜を、
慰めてくれたりするのかな?
疲れた時は、疲れたって、
言ったっていいんだよって、
元気づけてくれる、君が月ッ!
あ、間違えた、君が、好きッ!
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