蛸の触手は【悪魔の舌】か【天界の下】か/るるりら
 
闇にすっかりなれたのか
それとも 朝がきたのでしようか
あまたの光の柱が 
行間からまっすぐに 立っています


言葉は 今朝の朝靄のように低い場所に流れます
 言葉が 祈りとはかぎりません限りなく
  言葉は あてどないない旅をしつづけます
   言葉は あの日の煙のようなものです 高い場所にも登ります
    言葉は きな臭く饐えて息も絶え絶えに吐かれて それでも
     言葉と言葉のあまたの行間のすべてから きんいろが現れ
      言葉は 光柱をすりぬけ家屋の床下にも届きます
       言葉を もぐらが みみずが 聴いています 
       
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